ドラマ「ガリレオ」のあらすじです。
第3話「騒霊ぐ」ある日、ガリレオこと帝都大学物理学科の准教授・湯川学(福山雅治)は、貝塚北警察署の刑事・内海薫(柴咲コウ)をメールで呼び出した。
突然のメールに不審を抱きつつ帝都大学に向かった薫は、そこで神崎弥生(広末涼子)という女性に出会う。
弥生は、湯川ゼミの学生でもある村瀬(林剛史)の姉なのだそうだ。
そして弥生は、夫の直樹(渡辺裕樹)が事件に巻き込まれて帰ってこないから助けてほしい、と薫に訴える。
なんでも警察に捜索願を出したが、事件性がないと言われて取り合ってもらえなかったらしいのだ。
薫は、個人的に相談されても困る、と言って弥生の頼みを断ろうとしたが、湯川から「自分はいつも協力しているのだから今度は君の番だ」と言われ、とりあえず弥生から事情を聞くことにする。
介護用品メーカーに勤める直樹が失踪したのは5日前のことだったという。
失踪当日、直樹はとある老人ホームに立ち寄ったことまではわかっていた。だが弥生は、その後に直樹が、日ごろから気にかけていたひとり暮らしの老婆・高野ヒデ(森康子)の家に行ったはずだと主張する。
しかもヒデは、直樹がいなくなったのと同じ日に、心筋梗塞で亡くなっているのだというのだ。
すでに弥生はひとりでヒデの家を訪ねていた。そこにはヒデの甥だという高野昌明(甲本雅裕)ら4人の男女がいたが、直樹のことは知らないと答えたという。
昌明たちが1ヵ月ほど前からヒデの家に住んでいることを知った弥生は、彼らに不審を抱き、ずっと見張っていたのだそうだ。
そして弥生によれば、昌明たちは毎晩8時ごろになると決まって外出するのだという。
さらには、そのチャンスにヒデの家に忍び込もうとした弥生は、家の中で物音がするのを聞いた、と薫に告げた。
監察医の桜子(真矢みき)に聞くと、ヒデの死亡診断書に不審な点はまったくなかった。
薫は「虐待事件かもしれない」などと言って同僚の弓削(品川祐)に協力を求め、ヒデの家を訪ねた。が、すでに生活安全課が調査していたことを知った弓削は「余計なことに首を突っ込むな!」と薫を怒鳴りつけた。
しかしそんな折、薫は、弥生が直樹のことを真剣に想っていること、そして現在妊娠中であることを知る。
弥生のために、彼女とともに再びヒデの家に向かう薫。ヒデの家に到着したふたりは、昌明たちが外出したのを見計らって家の中にもぐり込んだ。
室内には、何故かいたるところに御札が貼られていた。人の気配はなく、薫たちが直樹の名を呼んでも返事はなかった。…しかしそのとき、突然部屋全体が激しく揺れ始める。
薫は、弥生の腕を掴んであわてて外に逃げ出す。ところが、家の周囲は静まり返っており、ヒデの家から聞こえていた物音もやがて消えてしまう。
薫は、ヒデの家で起きたのはポルターガイスト現象だ、と湯川に報告するが、湯川は「ポルターガイスト現象の目撃例はほとんどが胡散臭い報告だ」と薫に告げると、彼女とともにヒデの家に向かった。
ヒデの家を観察した湯川は、薫に、ヒデの家があるあたりの昔の地図を手に入れてくるよう指示する。
薫が持ってきた年代ごと地図を検証していた湯川は、ヒデの家が建つ前の地図に、あるマークがあることに気づく…。
その瞬間、湯川の脳裏に何かが閃いた。
湯川は、今回のポルターガイスト現象が神崎の失踪と関係があること、そして昌明たちが恐れているのはヒデの霊ではなく、直樹の霊であることを薫に告げた。
神崎の遺体はあの家のどこかに隠されている、と湯川は言うのだ。薫はショックを隠せなかった。
署に戻った薫は、前科者リストから、昌明と一緒にいた男を割り出そうとする。そして同時に、昌明の周辺の聞き込み捜査を開始する薫。
どうやら昌明は、多額の借金をして、取り立て屋に追われていたようだった。
そんな中、薫は、前科者リストの中に、昌明と一緒にヒデの家に住んでいた男・近藤(曽根悠多)を発見する。
あくる日、湯川と薫は、ヒデの家を訪れた。しばらくすると、昌明と近藤が外出した。
実は栗林(渡辺いっけい)に、信用金庫の職員を名乗ってもらい、ヒデの遺産を預かっていると電話してもらったのだ。
湯川たちがヒデの家に入ると、そこには昌明の妻・理枝(出口結実子)と、近藤の女と思われる晴美(奈良崎まどか)がいた。
晴美が、薫たちを怒鳴り散らしていると、突然、家が大きく揺れ始めた。薫に命じられるまま、外に飛び出す晴美たち。
揺れが収まると、湯川は、バッグの中から工具を取り出し、畳とその下の床板を取りはずすのだが、そこは真新しいコンクリートで固められていた。
調べを受けた昌明は、事件のことを話し始めた。
借金に苦しんでいた昌明は、伯母であるヒデから金を借りようとしていた。だが、ヒデはなかなかそれを了承しなかった。
そのとき一緒にいた近藤が、ヒデに乱暴に迫った。元々心臓が悪かったヒデは、そのとき転倒したショックで息絶えてしまったのだった。運悪くそこにやってきたのが直樹だった。
近藤は、ヒデの死を目撃した直樹を殺害し、ヒデの家の床下に穴を掘って投げ捨てると、上からコンクリートを流して固めるよう昌明に指示していた。
実は、ヒデの家の地下には、古いマンホールがあり、下水管は近くの工場にも繋がっていた。その工場は、毎晩8時から9時の間、熱水を放出していた。ポルターガイスト現象は、その蒸気がヒデの家の下にあるマンホールを共振させたために起きたものだった。
この現象が、ヒデが生きている間には起きなかったのは、ヒデの死後、マンホールを取り巻く環境が変ったことを意味していた。それを暴いた湯川は、昌明と近藤を外におびき出した際、午後3時に放出するよう工場側に頼んでいた。
弥生は、監察医務院の霊安室で直樹の遺体と対面した。
そこで薫は、直樹のスーツから、ヒデが財産を預けていた貸金庫の鍵が見つかったこと、そこにあった遺書には、全財産を直樹に譲ると記されていたことを弥生に伝えた。
弥生は、薫に感謝の気持ちを伝えると、「あのときの揺れ…直樹が教えてくれたのね…自分はここにいるんだって…」とつぶやいた。
赤ちゃんは自分が責任を持って育てるから安心して眠ってほしい、と直樹に告げる弥生。その目から涙が溢れた…。
研究室を訪れた薫は、あの現象は直樹の霊がやったことではないと弥生に言えなかった、と湯川に告げると、しばらくここにいさせてほしい、と続けた。湯川は、そんな薫の気持ちを察して、席を外すが…。
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